日本語をたくさん読みこなすのが日本語の感覚を養う近道ですが、日頃読みなれていない文章を読み続けるのは難しいことです。日頃使い慣れていない頭
の使い方をするので、とても疲れやすくなるのです。文章を読みこなし続けていれば、そのうち頭の働きも良くなって、そのように頭が疲れやすいということは
無くなりますが、できるだけ疲れやすい状態は早めに乗り越えたいところ。
また、基本的な日本語の力がしっかり身についていないと、文章や言葉の意味をしっかり理解した上で文章を読むということも難しくなるでしょう。基本的な辞
書の使い方や、パソコン上で使える辞書のことを知っていれば、より効率的に日本語を使いこなせるようになります。
その他、さまざまな工夫を知っていれば、日本語を使いこなせるようになることも早くなるでしょう。
このような、「知っていれば日本語の上達が早くなる」という知識をこちらのページでまとめてご紹介します。
日本語を読み慣れていない時に多くの日本語を読もうとすると、頭が痛くなったり眠くなったりします。これは脳を使い慣れていないからです。
たとえば日頃あまり運動していない人がいきなりマラソンを始めても、最初のうちはすぐにバテてしまうでしょうし、また疲れてすぐに眠くなってしまうでしょ
う。人間の脳も、人間の体と同じようにできていますから、体を動かしていない人がいきなり運動をしてもすぐにはうまくいかないように、頭を使い慣れていな
い人がいきなりたくさんの文章を読もうとしても、すぐにはうまくはいかないのです。
数多くの文章を読んでいればそのうち状態は良くなりますが、最初のうちの疲れやすい・眠くなるという状態を乗り越えやすくする方法をご紹介します。
食事や睡眠はきちんととる
頭を使うことは、エネルギーを消費するということです。特に脳は意外なほどエネルギーを消費します。人間の体全体のエネルギーのうち、約2割を脳で消費し
ます。これは人間の全臓器の中で最大の割合です。また、頭を使う作業をすれば、さらに脳は大量のエネルギーを消費することになります。
したがって食事をきちんと取り、栄養分を吸収することが重要になります。たくさんの本を読み、日頃から頭を使っていると、どれだけ食べても太らない体質に
なります(体が太る前に、エネルギーが脳で消費されてしまう)。ですので食事はきちんととります。
睡眠も同様で、睡眠不足になると文章もきちんと読めなくなります。睡眠時間はきちんととりましょう。
また睡眠時間をきちんととっていても、たくさんの文章を読んでいるうちに疲れて眠くなる時があります。そういう時にはあまり無理せず、短い時間だけお昼寝
をしてしまう方が良いようです。あるいは、夜、寝る直前の時間を利用して本を読むというのも良い方法です。寝る前に本を読み、眠くなった時に寝てしまうの
です。実際、そういう読書習慣を持っているという人もいます。
本は寝転んで読む
普通は本を読む時には、きちんと机に向かって、本を目から30センチくらい離して読むようにと言われています。目の健康のためにはその方が良いのは事実で
すが、本を読んでも頭が疲れにくい読み方は違います。頭ができるだけ疲れないようにしながら本を読むには、寝転がりながら本を読むのが良いのです。
と言うのも、体を起こしている時には脳は体の一番上にあります。体内の血液は地球の重力によって下の方に引かれるので、脳のところまで届く血液の量が減る
のです。血液が
不足している状態で本を読むわけですから、脳が疲れやすくなります。
いっぽう、寝転がりながら読むと、心臓から送られる血液は重力に引っ張られることなく脳まで届きます。したがって脳に届く血液の量は増えます。さらに寝転
んでいる状態で足を上げると、今度は逆に足にまわろうとする血液が地球の重力に引かれて減ります。足に送られなくなった血液は体のほかの部分に送られます
から、脳にまわる血液もその分だけ増加し、それだけ本を読んでも疲れにくくなるのです。
とは言っても、仰向けに寝転がって読む時に本のページが完全に影に入ると目が疲れて視力が落ちやすくなります。照明の位置を考えながら、場合によっては本
は体の上に上げず、体の横に向けるようにしながら読むようにするなど、工夫する必要はあります。
多くの文章を読みこなしていくうちに必要になるのが辞書です。辞書と一口で言っても紙の辞書もありますし、インターネットで辞書を公開しているところもあ
りますし、パソコンソフトでマウス操作一発で言葉の意味を調べられる辞書もあります。また、国語辞書だけでなく、紙に印刷されている文章を読む場合には漢
和辞典を使う必要がある場合もあります。
ここでは辞書の種類や辞書の使い方を紹介します。
インターネットで利用できる国語辞書
大手ポータルサイトのほとんどで、インターネットで利用できる国語辞書を公開しています。また国語辞書のみならず、和英辞書などの辞書などもあり、単語を
一つ入力して検索すれば、その全ての辞書で検索した結果を表示してくれます。
インターネットやパソコン上の文章の意味を調べるのであれば、ほとんどこの辞書だけで用は済みます。使い方は、調べたい単語の範囲を選択して、マウスの右
クリックボタンで出てくるメニューでコピーした後、辞書のホームページを開いてそのコピーした単語を貼り付けるだけです。動詞の活用形などでコピーした単
語をそのまま検索しただけでは言葉の意味を調べられないことがありますが、その場合にはコピーした単語の末尾の一部分を削除してもう一度検索すれば大丈夫
です。たとえば「戯れている」などの言葉でしたら、後ろの三文字を削って「戯れ」だけで検索すれば、大体調べたい言葉の意味が表示されます。
代表的なオンライン辞書として、Yahoo!辞書をご紹介します。こちらは国語辞典、和英辞典のみならず、類語辞典の検索結果も表示しますので、類義語な
どを知るのにも便利です。
Yahoo! 辞書
パソコン上で利用する辞書ソフト
パソコンで言葉の意味を調べる分にはインターネットの国語辞書を利用するだけで事足りますが、頻繁に辞書を引いて言葉を調べたいなどの場合に、いちいちイ
ンターネットの辞書サイトに行って言葉の意味を調べるのも手間のかかる話になります。そういう場合に、マウスのクリック一つで即座に単語の意味を調べたい
と思うかもしれません。そういう時におすすめなのが、有料にはなりますがバビロンというソフトです。このソフトは、マウスカーソルを調べたい文字の上に移
動させた上で、キーボードのCtrlキーを押しながらマウスの右クリックをするだけで、その言葉の意味を表示してくれます。元々は英単語を翻訳するソフト
なのですが、バビロン本体+明鏡国語辞典セット(合計8,500円)を購入すると、Ctrlキー+マウスの右クリックだけで、日本語の言葉の意味を国語辞
典で表示してくれます。
下記のリンクページをクリックして、購入ページから「Babylon 7
明鏡国語辞典セット(8,500円)」を選択して購入すると、簡単操作で日本語の意味を調べられるBabylon7をダウンロードできます。
↓
紙の辞書を使う
ネットのホームページなどの日本語の意味を調べるにはパソコンの方が環境は充実していますが、文庫本など一般書籍を読んでいる時には、昔ながらの普通の辞
書を使うのが早い場合があります。パソコンを誰か別の人が使っていたり、パソコンの電源が切れているので言葉の意味を調べようとしたら電源をつけるところ
から始めないといけない場合、などです。
ですので、紙の辞書も用意しておく方が良いでしょう。広辞苑や新字源、大辞林といった、数十万の単語を収録している大型の辞書もありますが、普通はここま
で大きな辞書を使わなければならないことも、まずありません。数万語程度を収録している普通の辞書であれば、いずれの辞書を選んでもそれほどの差はありま
せん。
本当は辞書の中でもある方向に突き抜けていることで有名な辞書をご紹介しようかとも魔が差しましたが、こちらのホームページは日本
語を読みこなす習慣の無い人に日本語を読む環境を提示することを目的としておりますので、数ある出版社の中でももっともお堅い出版社、岩波書店から出版さ
れている国語辞書をご紹介します。
岩波国語辞典

(2,940円)